◆住宅カンペブログ◆

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◆住宅ローン控除額を知る ~所得税と住民税の話~





 

今回のテーマは「住宅ローン控除」です。

 

 

こんにちは。ぽへです

以前は住宅ローン控除の申請について記事にしました。

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pohe-homecampe.hateblo.jp

 

今回は住民税の控除額が決まったのでそれを記事にしました!

 

 

住宅ローン控除って毎年40万円もらえる制度ですよね?

違うよ...?自分の控除金額は”これ” と ”これ”を見るんです。

 

 

こんな風に勘違いしていませんか...?💦

今回の記事では、住宅ローン控除ってどういう風に確認するのか、私のケースを紹介しながら書いていきます。よければ最後までご覧ください。

 

 

 

さて、今回のクイズはこちら!

Q. 住宅ローン控除額はどこを見ればいいの?

 

この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!

 

 

 

 

実は、満額もらえるケースは多くないのだ...!

 

 

Pick up!

今回参照するカンペはこちら!

Vol.85「住宅ローン控除①」

 

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除は、年末借入残高の一定割合を所得税から控除できる制度です。正式名称は「住宅借入金等特別控除」といいます。(詳細は国税庁HPへ)

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www.nta.go.jp

 

また住宅ローン控除は、所得税」(と「住民税」)から控除されます

住宅ローン控除は、所得税から差し引かれた分が還付金として振り込まれます。控除額が残っている場合に、住民税から控除を受けられる、といった内容です。

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/090929.html

 

なので例えばこんな感じで所得税、住民税からそれぞれ控除されます。

住宅ローン控除イメージ

 

<計算上の注意>

ただし、住民税の控除額は以下の上限があります。

1) 「前年分の所得税の課税総所得金額等の5%」(上限:97,500円)

2) 「前年分の所得税の課税総所得金額等の7%」(上限:136,500円)

 →居住年が平成26年から令和3年12月31日までであって、当該住宅の取得等が特定取得(※1)又は特別特定所得(※2)である場合

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/090929.html

 

 

そのため、例えば所得税額が小さいと、最大控除額まで控除されない、といったケースも発生してきます。

例)この場合は実際には31.75万円しか控除されない

 

こうやって見ると、たとえ省エネ住宅(ZEHではない)であっても、住宅ローン控除を満額受けられないケースって結構ある感じがします。

特に1人でローンを組んでいる方だと割とあるかもしれませんね。

 

 

 

我が家の控除条件は?

私たちの住宅ローンはこんな感じ。

  • ローン:「連帯債務」(夫婦それぞれローン)
  • 控除期間:13年
  • 控除率:残債の1.0%
  • 最大控除額:24万円

※私が入居したタイミング(令和4年5月)は、本来であれば13年、0.7%なんですが、コロナの特例措置もあって13年・1.0%の控除を受けることができました^^

 

No.1212 一般住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁

No.1212 一般住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁

No.1212 一般住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)|国税庁





 

住宅ローン控除額を確認する

このような状況でどういった風に控除されるのか?

 

まず住宅ローン控除は、所得税」と「住民税」の両方から控除されるため、それぞれ別の用紙を参照する必要があります。

住宅ローンで参照する書面(赤字

 

 

1.所得税

住宅ローン控除初年度は、前年度に支払った所得税から差し引かれるため、国税還付金振込通知書」が郵送されてくるのでそちらで確認します。

これは自分で確定申告をやった場合に市町村から郵送されてきます。

ふるさと納税などされている方は、ここで合算されているかと思いますのでご注意ください

国税還付金振込通知書(例)

住民税の控除額は106,600円でした。

 

2年目以降は、会社員の方は源泉徴収票に住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の欄があるのでそちらを参照してください。

源泉徴収票の該当箇所

 

ちなみに細かいですが、現在は「復興所得税(2.1%)」が徴収されているため、本来の所得税額とは少し異なっているようです。(私の控除額も、課税所得金額から速算表を用いて算出した所得税額から2.1%増えた金額が還付されていました)

 

 

 

2.住民税

前年分の所得税において控除しきれなかった金額がある場合は、翌年度の住民税で控除されます。

その場合は毎年5月くらいに通知される住民税決定通知書に記載されています。自営業など普通徴収であれば市町村から直接郵送されますし、会社員の方は会社からもらえるはずです。

 

私の場合は、摘要の欄にこんな記載がありました。

例)住民税決定通知書における住宅ローン控除

これを見るに、最大金額(136,500円)まで控除されていますね。

 

 

実際の控除額は?

所得税と住民税を合算してみると、24万円控除されていました🎉

 

住民税が最大金額まで控除されていることを考えると、おそらく控除額は使い切れていない印象ですね(それでも私の分だけで合計24万円分も控除されているのは家計的にたいへん助かります(o*。_。)💦)

 

 

このように、国税還付振込通知書や源泉徴収票、住民税決定通知書等が手元に届いたときは、必ず住宅ローン控除がどれくらいの金額になっていたのかは確認しておきましょう!

 

 

今年から住宅ローン控除を受けようとしている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

まとめ

それでは今回の記事をまとめます!

☆POINT☆
  • 住宅ローン控除は前年度の所得税から控除!控除額に満たない場合は本年の住民税から控除されるよ!
  • 所得税と住民税は通知される書面が異なるので注意!
  • 住宅ローン控除はややこしいけど、しっかり把握しておきましょう!

以上です。

 

 

 

ちなみにクイズの答えは…!

A. 「国税還付金振込通知書」(源泉徴収票)と「住民税決定通知書」!

でした~!

 

 

 

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

皆さんが素敵なおうちを建てられますように...