◆住宅カンペブログ◆

「住宅カンペ」発信者のブログ。マイホームを手に入れるまでに勉強したことを記録していきます。多くの人が最高のお家を建てれますように◆(*´∀`*)

◆新たな補助金が出る? ~本当にそれは省エネ住宅なのか~

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こんにちは。ぽへです

今回のテーマは先日話題になった「こどもみらい住宅支援事業」です。

 

 

2021年11月26日、国土交通省より以下のリリースが。

 

【リリース】子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減を図るとともに、省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図るため、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して補助金を交付する「こどもみらい住宅支援事業」を創設します。

www.mlit.go.jp

 

 

 

省エネ住宅に最大100万円補助金が出ます!

国の定める「省エネ住宅」ってどんなのだろう…。

 

 

 

今回は新設された「こどもみらい住宅支援事業」について、どんな人が対象で、どれくらいの補助が出るのかを書いていきます。

これがすぐに家の性能に直結するわけではないですが、参考までにご覧ください。

 

 

 

さて、今回のクイズはこちら!

Q. 今回の補助金の対象になるのはどんな人?最大でいくらの補助金がでる?

 

この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!

 

 

 

 

 

せっかくの補助金、省エネ住宅にすることで最大限に活用していきましょう!

 

 

 

「こどもみらい住宅支援事業」とは?

こちらは国土交通省のリリースに合った通りですね。

子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して補助金を交付する。

 

目的は大きく2つのようです。

  1. 子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減
  2. 省エネ性能を有する住宅ストックの形成

 

こうしてみると、「住宅購入サポート」ならびに「住宅の省エネ化」を奨励していることがうかがえます。

 

 

どんな補助金が出るの?

一定の省エネ性能を有する住宅の新築や、一定の要件を満たすリフォームを行う場合、所定の補助金額を交付するようです。

 

○新築:子育て世帯・若者夫婦世帯を対象。(最大100万円

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子育て世帯・若者夫婦世帯による住宅の新築補助金(こどもみらい住宅支援事業の概要より)

 

※参考資料

「ZEH」「断熱等級」などはこちらをご参照ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

①住宅カンペ Vol.1「ZEH」

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住宅カンペ Vol.1「ZEH」

 

②住宅カンペ Vol.6「Ua値」

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住宅カンペ Vol.6「Ua値」

 

③「ZEH」ってなんだ?

pohe-homecampe.hateblo.jp

 

 

 

○リフォーム:全ての世帯を対象。(最大30万円
(子育て世帯・若者夫婦世帯の場合等に上限引上げの特例あり。)

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住宅のリフォーム補助金(こどもみらい住宅支援事業の概要より)

 

 

上記表の(※)をもう少し詳細に分類した表を下に載せておきます。

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リフォームの補助額

 

これを見るに、ポイントは次のような感じでしょうか。

リフォーム補助金
  • 既存住宅でリフォームする場合は基本30万円。
  • 子育て世代、若者夫婦は優遇。
  • 既存住宅を買ってのリフォームであれば+α の補助!
  • 売買契約金額は100万以上でないとダメ!(契約必須?)

※注意すべきは、住宅を整備・分譲する事業者の申請に基づき、住宅の取得・リフォームを行う方に補助金全額分が還元されることを条件に、当該事業者に対して補助金を交付。という記載がある点ですね。施主ではなく、工務店など事業者に振り込まれるのかな。

 

 

 

どんな人が対象になるの?

制度にもあるとおり、「子育て世帯・若者夫婦世帯」が交付の対象になっているようです。

※子育て世代:満18歳以下の子供がいる世帯

※若者夫婦世代:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

 

 

また契約・着工のタイミングも規定されているので注意が必要です。

(新築の場合)

○工事請負契約令和3年11月26日~令和4年10月31日

○着工~令和4年10月31日

○交付申請~令和4年10月31日

○完了報告~令和5年5月31日

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手続きスケジュール(こどもみらい住宅支援事業の概要より)

※契約の締結等を行い、住宅を整備・分譲する事業者が所定の手続により事務局(今後国が選定)の登録を受け、その後に着工したものが対象。

 

 

私はまだ着工はしていませんが、契約は今年の6月だったので対象外ですね…。

 

またこれから契約の方も、人気工務店なので待ち時間がある、ウッドショックで資材が入ってこないなどの理由で着工が遅れると対象から外れてしまうのでご注意ください!

 

 

 

リフォームではどんな工事が対象?

ただしリフォームすれば補助金出るぜ!というわけでもないみたいですね…。

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リフォーム該当工事と補助金一覧(筆者作成)

 

窓の断熱とか1枚2~3万円って…。

断熱は断熱材の厚みや熱貫流率などではなく、使用量での規定となっているので、果たして本当に「省エネ」を目指した制度なのか…?ということは疑問に思いますね。

 

外壁についても約10万円って本当に雀の涙のような気がするのですが皆さんはいかがお考えでしょうか…?^^;

 

 

 

併用できない補助金に注意!

本事業と補助対象が重複する国の他の補助制度との併用はできません、との記載があり、以下の補助金とは併用できないようです。

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他の補助金制度との併用可否一覧

→ある一定の性能が必要な「ZEH」補助金とは併用できないようです。

またグリーン住宅ポイントについては、すでに契約期間が終了しているため、同時に契約タイミングを満たすことはない、ということのようです。

 

 

 

またこの制度は交付されたばかりでまだHPなどもないようです。

あくまで暫定での情報としてご活用ください。

※事務局ホームページ及びコールセンターの開設 :令和4年1月中旬のようです。

 

また申請者となる「事業者登録:についても、令和4年1月中旬~遅くとも令和4年10月31日(予定)となっておりますので、焦る必要はなさそうです。

 

今から契約される方は、この制度についても一度お話されてみることをお勧めします!

 

詳細はこちらでご確認ください!

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001443174.pdf

 

 

まとめ

それでは今回の記事をまとめます!

☆POINT☆
  • 今月26日以降に契約の方が対象!
  • 対象は「満18歳以下の子供がいる」もしくは「夫婦のいずれかが39歳以下」!
  • ZEH基準を満たせば最大100万円の補助に!
  • リフォームは断熱リフォームなども対象だが、金額はしょっぱめ!
  • ZEH補助金とは併用できないよ!
  • 工期が長引きそうな人は完了報告の期限も注意してね!(R5.5.31)

以上です。

 

個人的には、断熱等級6・7なども出てきているわけですし、そちらの普及を図る意味でもZEHどまりではなくそちらにも補助金を出してほしかったな、と。

pohe-homecampe.hateblo.jp

 

 

ただウッドショックや半導体不足で多くの資材の値上がりが続いており、住宅という大きな支出を支える方針に舵を切ったのかなとも思っています。

いずれにせよ、こちらの制度で1人でも多くの方が快適な家に住まえることを願っております。^^

 

 

 

ちなみにクイズの答えは…!

A. 満18歳以下の子供がいる、もしくは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯!ZEH基準を満たせば最大100万円の補助に!

でした~!

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

皆さんが素敵なおうちを建てられますように...