こんにちは。ぽへです◆
今回のテーマは「エアコン」です。
まだ着工もしていない私が、新居に向けてエアコンについていろいろ勉強したので備忘録として記事にしておきます。
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前回の記事をまだ読んでない、という方はそちらも合わせてご覧下さい!
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さて、今回のクイズはこちら!
Q. エアコンでぜひ採用して欲しい機能と、搭載している機種は?
この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!◆
エアコンのオーバースペックには十分注意しましょう!
住宅カンペ(Vol.27「エアコン」)
今回取り上げる住宅カンペはこちら。エアコンを選ぶ際に見てもらいたいポイントをまとめてますのでぜひ参考にしてみてください!
私は、必要以上にエアコンを設置したり、過剰なスペックのエアコンを購入することなく、家全体を快適にしたい!というように考えています。
今回の記事では、じゃあ自分の家に必要なエアコンのスペックってどれくらいなの?という話をしていきたいと思います。
再熱除湿とは?
『温度を下げずに湿度を下げる』という除湿方法です。
みなさんは、梅雨などの時期に、ムシムシするのは嫌だけど、除湿すると室温が下がって寒いから結局ジメジメしたままに...!なんて経験はありませんか?
通常の除湿運転の場合、取り込んだ空気を冷やして結露させて湿度を下げるので、除湿するとともに部屋の温度も下がってしまいます。これが梅雨の時期の「寒さ」の原因なんですね。
再熱除湿運転の場合、冷やして結露させるまでは一緒なのですが、そのあとに「再熱」、つまりもう一度空気を温めてから噴出しているんですね。
そうすることで、室温を下げることなく除湿することができる、梅雨などの時期に重宝される機能なんです!
この機能は前回の記事でも紹介しましたが、エアコンを購入する際は是非ともこの再熱除湿機能を搭載したエアコンを購入してください!
参考:住宅カンペVol.17「除湿」
こちらの住宅カンペも参考にしてみてください!
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どのエアコンがいいのか?
今までの話からもお分かりの通り、「再熱除湿機能」があるエアコンがいいかな、と思っています。
でも再熱除湿機能を持ったエアコンは、次の2機種しかない...!
① 日立「白くまくん」シリーズ
② 三菱「霧ヶ峰」シリーズ
わたしはなんとなくですが、日立「白くまくん」をチョイス。
(特に大きな意味はありません…笑)
白くまくんシリーズを見てみる
調べてみると、温度と合わせて湿度も自分で設定できるみたいで、部屋の湿度もコントロールしやすそう...!
ただしここで注意しておきたいのは、白くまくんシリーズ全てに再熱除湿機能があるわけではない、という点です。
白くまくんシリーズも最新の「X」から廉価モデルの「D」まで様々ありますが、実は再熱除湿機能があるのはX ~ Wシリーズだけなんです!
そうすると、まずは買うべき機種はこの3機種に絞られますね。
ここでX、S、Wシリーズのそれぞれの特徴を簡単にまとめましょう。
・Xシリーズ:「凍結洗浄ヒートプラス」「ファンロボ」「カビバスター」
「銅合金ウイルス抑制」搭載プレミアムモデル。排水トレーも凍結洗浄が可能な最新モデル!
・Sシリーズ:「凍結洗浄」・「ファンロボ」・[くらしカメラAI]搭載ハイスペックモデル。室外機にも凍結洗浄を!AI搭載で自動で温湿度をコントロール!
・Wシリーズ:[凍結洗浄Standard]・[ファンロボ]搭載のモデル。充実機能のスリムなエアコン。本体高さ24.8cmのスリムさが特徴!
うーん、こう見てみると必要最低限の機能は「Wシリーズ」で十分かな、と感じますね…。
白くまくんシリーズで気をつけることとしては、「奥行が思ったよりもある」ということです。賃貸などでよく見る一般的なエアコンだと、大体30cm行かないくらいだと思いますが、例えばSシリーズだと「幅798×高さ295×奥行385mm」と記載があるので、壁から40cmくらいは飛び出すことになります。
ここは間取りや設置する場所の景観などもよく考えなければいけない要素かな、と思います。
必要なサイズを検討してみる
じゃあ実際のところ、私の家は何畳用のエアコンがいいのか?その謎を解明するために、次の3つのソースを参考にさせていただきました!◆
① 松尾設計室
YouTubeチャンネル:『兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室』
松尾先生が住宅性能に関する情報を、数値に基づいて徹底的に検証してくださるチャンネルです。私も断熱や気密、換気などはこちらのチャンネルで勉強させていただきました。
私が参考にした動画はこちら!
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「エアコンは6,10,14畳用しか買ってはいけない!?」
この動画見ると、エアコンの畳数が以下に参考にならないかわかります。苦笑
こちらの動画を参考に、私も日立「白くまくん」シリーズで冷暖房効率を見てみました。
最大能力を見ると、畳数の増え方と冷暖房能力は比例していないことがわかります。畳数は2倍(6畳→12畳)になっても、暖房能力はほとんど変わっていません。
今回の場合は、暖房で行くと6-8畳で一段階、12-14畳でもう一段階上がりますね。
これなら6, 8畳くらいでいいのではないでしょうか...?
② ゼルビスさん
ブログ:『秀光ビルドで建てたけど実際どーなのよ?』
ゼルビスさんはTwitterでフォローさせていただいている方で、空調エンジニアの経験を存分に活かした忌憚のない内容の記事を書いています!
私が参考にした記事はこちら!
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「空調エンジニアがエアコンを語るのである①~エアコンは何を買うべきか~」
自動清掃なども不要、一番安くなる時期に最安値モデルを購入すればよい、という考え方はまさに私が実現したい考え方でした。
※ちなみに記事中で説明している「APF」は、次のように計算できます。
APF = (1年間で必要な冷暖房能力の総和)÷(期間消費電力量)
APFはエアコンの省エネルギー性能を効率で表したもので、数値が大きくなるほど省エネ、ということらしいです。
ゼルビスさんも書いていますが、大きくなるほど効率は落ちるようですね。これだと10畳以下が一番効率がよい、ということになります。
③ フエッピーさん
ブログ:『「家は、空調。」24時間全館冷房(除湿)by 一条工務店』
フエッピーさんは過去のブログでも紹介しました、「F式全館冷房」の考案者です。自宅の性能に見合ったエアコンの畳数を計算するツールも公開してくださっています。
私が参考にしたツールはこちら!
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「計算ツール」
こちらのツールは無料で利用できる上に、エアコン容量だけでなく、断熱性能や結露計算までできるすぐれものです…!
(フエッピーさん、一体何者なのでしょう...?)
ちなみに我が家はこんな感じでした。(C値は1.0で算出しています)
ツールで計算してみると、Wシリーズなら冷房用は12畳(0.3~3.7 kW)、暖房用なら8畳用(0.2~4.6 kW)との結果になりました。
(ちなみにSシリーズなら冷房8畳、暖房6畳でいけました…!)
価格はどうか?
最後に、価格.comでどれくらいの価格差が出てくるのかを見てみました。
簡易に調べただけなのであくまで参考まで…。
うーん、
冷暖房が大きく変わらないのに2万くらいは変わってくるんですね…。
ここも合わせて検討が必要そうです…。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
- 私が選ぶのは白くまくんのW-6畳用とS-10畳用の2台!
- エアコンは「再熱除湿」がある機種を!
- 自分の家に必要なエアコン容量はよく計算してみよう!表示されている畳数にだまされないで!
- 情報はブログやYouTubeなどで収集可能!自分で調べてからエアコンを見に行くのがベスト!
以上です。
最後に、クイズの答えは…!
A. 再熱除湿機能。搭載しているのは「白くまくん」「霧ヶ峰」!
でした~!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
◆皆さんが素敵なおうちを建てられますように◆