今回のテーマは「ウッドデッキ」です。
こんにちは。ぽへです◆
今回の記事では、ウッドデッキについて書きました!◆
天然木は5年で朽ちます!こちらのウッドデッキは今一番出ているお得なデッキでして...!(資料ペラペラ)
え。天然木ってそれくらいしか持たないの...⁉
外構そろそろ手を出すかな、と思って調べ始めたウッドデッキ。だいぶ天然木寄りの内容ですが、よければ最後までご覧ください。
さて、今回のクイズはこちら!
Q. 推奨されるウッドデッキのメンテの頻度は?
この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!◆
メリットデメリットをしっかり理解しよう...!
どんな空間にしたいの?
まず私が目指す空間はこんな感じです。
- 天然木のデッキ!
- L字型デッキ!
- 室内の床とフラットにしたい!
- ウッドデッキから植栽を!
- タープなんかも付けたい!
この写真見た瞬間。夫婦で
「ウッドデッキいいじゃん!」
ってなりましたもん。
それぞれ詳しく見ていきます。
①天然木のデッキ
特に何にも考えず、天然木がいいと思っています。
なおウッドデッキには、大きく分けて「天然木」と「人工木」の2種類があります。
天然木
木材を使用したタイプです。個人的には質感や経年変化が楽しめると思っています。こんな内外でつながる空間があったら最高じゃないですか?
しかし!一番のデメリットは「耐久性」です。
デッキは野外に設置されているため、室内や軒下に比べて非常に厳しい環境下に置かれています。(下記参照)
雨や紫外線に加えて、ウッドデッキの場合は、シロアリや腐朽菌などによって木材が朽ちていき、破損してしまうようです。
また木材が腐朽すると、強度が大きく低下することも要注意です。
カビ汚染は,木材の表面を汚し,見た目を悪くする点で問題あるものの,その被害は木材のごく表面にとどまり,木材の強度性能にはほとんど影響を与えない。これに対し木材腐朽は,木材の強度性能を大きく低下させる点で表面劣化と根本的に異なる。(参考:木材腐朽のメカニズムとその防止)
実際に木材が腐朽してしまうと、左図のようにきれいだった木材の繊維が、腐朽菌やシロアリによってボロボロになってしまっています。これでは耐久性がなくなるのも納得ですね...。
実際に私が話を聞いた外構屋さんでも、
天然木は5年で朽ちます...!ウリンなどもあんまりオススメしていないです💦
とのことでした。
これが本当だとすると、5年ごとに張り替えが必要ということに。うーん、それは現実的ではないかな...💦
※木材の耐久性については、「野外試験」が実施されていたので結果をみてみましょう。
これを見てみると、「無処理の杉板」だと5年以内に腐朽してしまいそうですね。
ただしこの試験では地面に挿しているため、想定している環境は従来よりひどい環境となっており、本来ならもう少し長持ちする可能性もあるかもしれません。
ところが防腐処理(今回はACQ処理)を施しておくと、10年目くらいまでは朽ちない、ということからも、しっかりと防腐・防蟻処理を行うことが重要そうですね!
長持ちさせるには
じゃあ長持ちさせるためにメンテナンスをするのはどうなのか?
という話になるので調べてみました。
基本的には施工時に防腐塗料を塗って、その後年に1回くらいの頻度で再塗装をしていきます。
これくらいでメンテしていけば、色落ちも少なく、また木材に水がしみ込んで朽ちやすくなる、ということも防げそうです。
※木材塗装に関する報告があったので少し見てみます。
(本試験は木片で実施されており、木口面はシール用の合成樹脂調合ペイントを十分浸透させて水の浸入を防止するようにしていました)
塗料による差もありますが、やはり2年もメンテナンスせずに放っておくと、色落ちが目立ちます。
また欠損がひどく、2年で観察終了したものもあることを考えると、やはり1年くらいのペースで再塗装したほうが良いのではないでしょうか。
またこの報告では「撥水度」(どれだけ水をはじくかという指標)も見ていました。撥水度が80%を下回る前に再塗装するのが目安といわれているようです。
これを見てみると、すべての塗料が1年目では80%を維持できていますが、2年目以降は目安の80%を下回る塗料がほとんどです。
つまり、多くの塗料では効果は1年程度しか持たず、1年おきに再塗装するほうが効果が長続きしそう、ということが言えそうです。
これくらいのメンテナンスで長持ちするようになるのであれば、個人的には天然木デッキにしたいと考えています。
人工木
もう一つは樹脂を使ったタイプです。LIXILの「樹ら楽シリーズ」などは有名ですね。
樹脂そのままではなく、表面に木粉をまとうことで、触れた時の感触や見た目を天然木に近づけているようです。
私が打ち合わせに行った外構屋さんBではウッドデッキの展示があったので見てきたのですが、割と見た目は「木」でしたね✨
ただパンフレットで見るよりも「樹ら楽ステージ」は樹脂っぽさがありました💦
(樹脂はサッシだけにしておこうと思います...)
外構屋さんもコストや耐久性の面からこちらをオススメしていました。
ただ色の選択肢が少なく、また仕上がりがあまり好みではないのが悩ましいところです...💦
ちなみにLIXILが調査したところによると、人工木の一番の悩みは「熱を吸収して使いづらい」ことらしいです。
デッキに出るときに熱いことがストレスなケースが多いようですね。
天然木はやっぱり「メンテナンス」や「耐久性」といったところが不満となっているようでした。
ただ私は、これを受けても「天然木」がいいと思っています。
ほかの方に安易にオススメできるものではありませんが、自邸はぜひ天然木で作りたいですね。コストの兼ね合いや、デッキの耐久性といった観点もあるため、作ることができるかはわかりませんが、今の段階では、「天然木」OR「デッキを設置しない」の2択で考えています。
また、こちらのツイートにも多くの方からコメントやアドバイスいただきました。ありがとうございました。
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打ち合わせ終わりました。
— ぽへ🔸住宅カンペ (@pohe_home) 2023年3月25日
『天然木のデッキは5年で朽ちる』
うーん、流石に言い過ぎでは…?
ウリンも朽ちると言ってたけど…
ちなみに樹ら楽ステージ、
もう少し小さくして30万円強(税、施工費込)でした https://t.co/6v0bxd09Sn
②L字型に
我が家の庭は南面に面しているのですが、東面にも道路を挟んで田んぼが広がっています。この風景も見れるようにしたい、ということでL字型を希望。
ただ既製品は希望の形を作れないものもあり、形を優先するか、コストを優先するか、という話になりそうです。
あとは写真のように大きくとるのではなく、家側は「濡れ縁」のように腰掛けられる程度の幅にするのもありかもしれません。
③室内とフラットに
これはウッドデッキならぜひやっておきたいことですね。
1階は無垢床なので、板目をそろえて室内とデッキがつながるような雰囲気にしたいです。
と思っていたのですが、サッシの都合上、完全なフラットは難しいんですね💦
サッシの下部分に合わせて施工する形になりそうです😿(完全フラットがよかった...)
④デッキから植栽を
これも最初に出したイメージに感化されています。
樹種の選定なども重要になってくるかと思いますが、あまり大きくなりすぎない樹種であること、また鉢植えにすることで管理しやすくするなども有効かと思います。
ただ先ほどのTweetにもコメントをいただきましたが、
耐久性が気になること、また傷んだデッキを交換する際、その板だけ交換することが難しくなる、落ち葉掃除の頻度が上がるなど様々な懸念点も教えていただけました。
イメージ先行でそういったところまで思慮が至っていなかったので、大変ありがたいです💦
ちなみにデッキにこういった穴をあける場合は、補強部材が出ているようです。
ご参考まで。
⑤タープとかつけたい
デッキなどの内外空間を付けている方は、軒や庇なども合わせて計画するようにしてください!
1階部分には軒も庇も出ていない我が家。
気休めにもなりませんが、ないよりはましだろうとタープなんかつけたいと思っています。(たぶんスノーピークに感化されすぎですね💦)
また夏場のべランピングの際には、影が欲しいのでタープなんかを付けられるポールのようなものか、近くにシンボルツリーを植えたいな、と思ってます。
ちなみに「庇」をつけられるか外構屋Bに相談したところ、
外壁に打ち付ける形になるので、工務店やメーカーからの保証が効かなくなる可能性がります。そういったリスクもあるのでうちでは受けてないんです💦
とのことでした。
大事なことなのでもう一度。
デッキなどの内外空間を付けている方は、軒や庇なども合わせて計画するようにしてください!
以上です。
家づくりでも色々調べたけど、外構に関してもまだまだ調べることいっぱいですね...💦
これから外構を考える方、ウッドデッキを検討中の方の参考になれば幸いです。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
- ウッドデッキはこだわるなら天然木、長持ちさせるなら人工木!
- スギ無塗装だと5年くらいで朽ちるみたい!
- 天然木なら防腐・防蟻はしっかりやろう!年に一回は再塗装!
以上です。
ちなみにクイズの答えは…!
A. 年に一回!塗料の効果が下がらないうちに!
でした~!
こんな記事も書いています。合わせてご覧ください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
◆皆さんが素敵なおうちを建てられますように...◆
*1:※野外試験:スギ辺材杭を長さの半分まで地面に埋め,その後の腐朽や蟻害の進行具合を毎年測定することにより,木材保存剤の性能を評価する。