こんにちは。ぽへです◆
今回のテーマは、先日話題になった「断熱等級6・7」に関する記事です。
今月1日よりパブリックコメントが始まっています。
さっそく私もコメントを提出してきました。
私も提出しました!✨
— ぽへ🔸住宅カンペ (@pohe_home) 2021年12月4日
みんなで断熱等級6・7を! https://t.co/0GwkMdlSTi pic.twitter.com/bgvurrnVx4
省断熱等級はこれ以上上げる必要はありません!国民みんなそう思ってますって!
それを公に聞くのが「パブリックコメント」なんでしょうよ…。
今回はパブリックコメントが始まった「断熱等級6・7」について、どんな動きになっているのかを書いていきます。
家の性能に直結するわけではないですが、参考までにご覧ください。
さて、今回のクイズはこちら!
Q. 断熱等級6・7に関するパブリックコメントの締切は?
この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!◆
国土交通省にコメントできる貴重な機会です!ぜひ活用しましょう!
どんな動きがあるの?
こちらの話題は以前記事に書きましたが、国として断熱等級の見直しに向けて動いているようです。
- 経済産業省・国土交通省・環境省が連携して「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」を設置し、2021 年8月に「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方・進め方」がとりまとめられた。
- とりまとめにおいては、「ZEHの断熱性能をさらに上回る多段階の外皮基準の普及の取組については、こうした積極的な取組が促進されることで、より省エネ性能の高い住宅の供給促進、ひいては各種基準の早期引上げにつながることも期待される」とされており、社会資本整備審議会建築分科会建築環境部会建築物エネルギー消費性能基準等小委員会等において、住宅性能表示制度におけるさらなる上位等級を位置づけることが求められている。
- これを踏まえ、令和4年4月1日の施行を予定する ZEH 水準の断熱性能である断熱等性能等級5をさらに上回る等級として、等級6及び等級7を創設するため、表示基準及び評価方法基準の改正を行う。
国土交通省、経済産業省、環境省は11月4日、住宅・建築物の省エネ性に関する基準整備を進めるため、合同会議を開催した。住宅性能表示制度において、ZEH水準の外皮性能を等級5とする案は既に検討されているが、新たにZEH水準を上回る性能を、等級6、7として設定する方向で検討を進める。
※11月24日に再び3省合同会議を開いて告示案、省令案をまとめ、パブリックコメントを経て来年1月、社会資本整備審議会建築分科会建築環境部会への報告を予定。公示は来年3月の見通し。
このような動きが見られる中で、まずは先行して断熱等級5が新しく制定されましたね!
国土交通省と消費者庁は12月1日、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく住宅性能表示制度について、表示基準の一部改正を官報に告示した。断熱等性能等級の「等級5」と、一次エネルギー消費量等級の「等級6」を新設する。改正基準の施行は来年4月1日。
告示では評価方法基準の一部も改正。断熱等性能等級5については地域区分ごとの外皮平均熱貫流率と冷房期の平均日射熱取得率を提示(例:5地域でUA値0.6、ηAC値3.0)。一次エネルギー消費量等級6に関しては、基準一次エネルギー消費量設計一次エネルギー消費量の割合が0.8以下とした。
断熱等級5に関してはもう決定したので、来年4月から施行されます。とうとう断熱等級の最上位が更新されるんですね…。
まずは一歩前進、といったところでしょうか!
断熱等級6・7とは?
議題には上がっているものの、実際等級6・7ってどんなもんなのさ?
ということで基準として規定されている「Ua値」を見てみます。
暖冷房の一次エネルギー消費量削減率については、等級6:30%、等級7:40%を目安に設定。HEAT20・G2を等級6、G3を等級7とする案を提示した。
※詳細はこちらの記事をご参照ください。
ちなみに今回の要綱では、このように書かれています。
(1) 表示基準の一部改正
○ 一戸建て住宅の断熱等性能等級6及び等級7の新設
「5-1 断熱等性能等級」について、等級6及び等級7を創設する。また、現行制度において、等級4である場合においては、外皮平均熱貫流率の値を併せて明示できることとしているところ、等級7である場合に、当該値の明示を可能とする。
(2) 評価方法基準の一部改正
○ 一戸建て住宅の断熱等性能等級6及び等級7の新設に伴う評価方法の位置
づけ(参照:日本住宅性能表示基準の一部を改正する告示案等について(概要))
また12月1日より、等級6・7の制定に対するパブリックコメントの募集も始まりました。
国土交通省はこのほど、断熱等性能等級の上位等級設定に向け、住宅性能表示基準の一部を改正する告示案へのパブリックコメント募集を開始した。募集は12月30日まで。
今回の改正案では、断熱等性能等級に、現行制度では最高となる省エネ基準相当の等級4、2022年4月1日に施行されるZEH水準の等級5を上回る、等級6・7を設定する。等級6はHEAT20・G2、7がG3に相当する水準だ(一部地域で補正あり)。
現行制度ではまた、等級4のみUA値を表示できるが、改正案では等級7となる場合に限りUA値の併記が可能になるとした。公布は2022年3月下旬、施行は22年10月上旬を予定している。
「パブリックコメント」とは?
あまり聞きなれない言葉ですよね。
パブリックコメント提出サイトである「e-GOV」には次のように書いてあります。
パブリック・コメントは、国の行政機関が政令や省令等を定めようとする際に、事前に、広く一般から意見を募り、その意見を考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的としています。
簡単に言うと、「国民(公衆)からの意見を募ろう!」ということでしょうか。
今回、断熱等級6・7に関しては、「日本住宅性能表示基準等の一部を改正する告示」という題目でパブリックコメントを募集しています。
こちらのURLからも移動できますよ!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
本題目に関する意見などを自由に記述できます。
気になる方は匿名での提出もできますので、皆さんぜひ提出して、もっといい家が作れる制度にしていきたいですね!^^
今後はどうすすむの?
おおまかなスケジュールは次のようになっています。
まだまだ半年ほど先の話にはなってきますが、パブリックコメントの募集は年内なので、提出される方は忘れずに・早めにやっておくことをお勧めします!
パブコメによってどうなるかはわかりませんが、等級6・7の今後については来年3月ごろにはいったんわかるので楽しみにしておきます…!
余談ですが、私は今月着工になる予定ので、等級5と拙宅のどちらが先にできるか…。といったところですね。笑
’(APWの件があるのでほぼほぼ勝てませんが…)
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です。
断熱等級5では物足りない、などの声もあるでしょうが、この決定が建築業界に与える影響って結構大きいように感じています。今までの仕様が通用しなくなってしまった今、ハウスメーカーや工務店がどのような戦略を打ってくるのか、注目したいと思います。
施主一人一人が声を上げることで、建築業界が変わる大きなチャンスだと思っています。ぜひ皆さんの声を、国土交通省に届けましょう!
そして1人でも多くの方が快適な家に住まえることを願っております。^^
ちなみにクイズの答えは…!
A. 2021年12月30日まで!(今月中!)
でした~!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
◆皆さんが素敵なおうちを建てられますように...◆