今回のテーマは「浴室の断熱」です。
こんにちは。ぽへです◆
今回は建築時に個人的に力を入れた、「浴室の断熱」について記事にしていきます!◆
浴室は「ほっカラリ床」なんで暖かいですよ!
ショールームのお姉さんと同じこと言わないでください!笑
今回の記事では、自宅の浴室断熱を参考に、「断熱」「気密」「防蟻」について考えてみます!よければ参考までにご覧ください。
さて、今回のクイズはこちら!
この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!◆
浴室断熱、ぜひみんなやっておこう...!
我が家の浴室断熱
- 基本は気密パッキン(※)!
- 床下全面を断熱施工!
- 気密パッキンにはウレタン吹付け!
- 貫通部にもウレタン吹付け!
浴室断熱の施工要領
浴室断熱を依頼するにあたり、いろいろな情報を見ましたが、フェノバボード(フクビ)の施工要領書がわかりやすかったので紹介します。
我が家でも実践した、「気密パッキン(※)」「ウレタン吹付け」「スラブ面まで断熱」という内容が明記されていました。
気密パッキンと保証
またこれらを使って施工すると、「しろあり保証1000」という保証が受けられます。
保証料0円で、10年間シロアリ被害に対する保証(1,000万円分!)を受けられるので、基礎パッキンを使って施工する場合は必ずこちらもお願いしましょう。
我が家の保証書がこちら。
ただしこちらの保証を受ける場合、施工業者が事業者登録している必要があるので、事前に確認しておくことをオススメします。
お願いした工務店は未登録だったのですが、打ち合わせの際にお願いして対応していただくことができました!
浴室断熱の防蟻性
先日の浴室土間の断熱の投稿に対して、こんなコメントをいただきました。
断熱としてはこの施工はいいと思うのですが、防蟻としてはいいのでしょうか。基礎パッキンには、物理的にシロアリの侵入を防ぐ役割がありますが、この状態では効果がなくなってしまうような…?
私は断熱や気密にしか意識が向いてなかったので、この指摘は大変参考になりました。
蟻返しとウレタン
基礎パッキンにシロアリ返しがついているものの施工時に、そこをウレタンなどで埋めてしまっては結局シロアリの通る道ができてしまうのでは...?
という視点ですね。
実際こんなイメージになるかと思います。
しかしウレタンで蟻返しを埋めてしまうと、そこがシロアリの通り道になってしまい、シロアリ被害のリスクが上がる、ということですね。(シロアリは断熱材でも構わず突き進んでいきます💦)
ウレタン施工は可能?
そこでまずは、「気密パッキン」の施工要領書を確認してみます。
これを見るに、ウレタン施工については特に記載はありませんが、接合部などは気密テープで施工するように指定されていますね。
ウレタンが推奨されているわけではないようですが、接合部などはしっかり気密をとることが重要みたいです。
次に、「シロアリ返し付き断熱気密パッキン」の施工要領書を確認してみます。
欠きこんだ箇所はウレタン処理をするように記載があるため、ウレタン処理自体は問題ないみたいです。
さらに基礎断熱の納まり図を見てみます。
メーカーの見解
浴室の基礎断熱後、気密パッキンの上からに発泡ウレタン(アクアファーム、非防蟻タイプ)を施するのは、防蟻的にはあまり良くないのでしょうか?
浴室が寒くならない様に、浴槽のお湯の温度が長持ちするように、住宅会社さまが施工をされたと推測しております。浴室区画の施工としては問題ございません。
防蟻に関してですが、シロアリも生物ですのでいきなり沸くことはございません。必ず侵入経路というものがございます。基礎の打ち継ぎ部分やセパレーター金具痕など基礎外側でケアされていれば大丈夫です。もしご心配であれば、上記の箇所を点検されてみてください。
シロアリに関して、基礎外で対策すれば大丈夫とのことですが、室内向きについている蟻返しに対してウレタン処理をするのは問題ないのでしょうか?ウレタンによって蟻返しが埋まってしまうのでは、と思ったのですが…?
ぽへさんの住宅は「しろあり保証1000」という床下通気の保証になっており、浴室区画に通常の気密パッキン使用を標準としております。返しはそもそも想定しておりませんので、保証ルール上、発泡断熱材が覆ったとしても問題なしとしております。
一方、シロアリ返し付き断熱気密パッキンを使う保証は、家全体が基礎断熱工法の住宅を対象とした「しろあり保証1000Joto基礎断熱工法」となります。シロアリ返しが断熱材から20mm以上はみ出すことをルールにしており、返しを断熱材が覆う事はNGとしております。
急な素人質問にも真摯に答えてくださいました。本当にありがとうございました。
今回の返答をまとめると、
- 床断熱で浴室断熱の場合 ⇒ ウレタンOK!
- 基礎断熱 ⇒ 返しが埋まるウレタンはNG!
ということみたいですね。
自宅の施工が間違っていなかったことも確認できて一安心です...。
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
- 床断熱でも基礎断熱でも浴室はしっかり断熱気密施工を!
- 防蟻上、気密パッキンへのウレタン施工は問題なし!
- ただし蟻返しがついている場合は、蟻返しが20mm以上残るようにしないといけないので、埋めてしまうようなウレタンはNG!
- 基礎パッキンを使う場合は必ず「シロアリ保証1000」を受けよう!
以上です。
ちなみにクイズの答えは…!
A. 蟻返しを20mm以上残す!ウレタンで埋めてしまわないように!
でした~!
「住宅カンペ」を発信してます!よければこちらの記事もご覧下さい!
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
◆皆さんが素敵なおうちを建てられますように...◆