今回のテーマは「太陽光発電のシミュレーション」です。
こんにちは。ぽへです◆
今回は、私が作成した太陽光シミュレーションシート、「SOLAミル」に関する記事です!◆
太陽光は売電価格が下がっていますが、どれくらいで元が取れるんです?もしかして…趣味で載っけたんですか?苦笑
いやいや、違いますよ!笑 しっかりシミュレーションして元が取れるので載せました!
我が家の場合はどれくらいで元が取れるのか?
また使用したエクセルシートも載せていますので、太陽光の検討の際にご活用ください。^^
自分で簡単に消費電力量や電気代を算出できるものになっていますので、実際に使ってみて、感想などもらえたら嬉しいです。
さて、今回のクイズはこちら!
Q. 太陽光を5.32kWh載せた時の30年間のコストメリットは?
この記事を読めばきっと答えられると思いますので、ぜひ探してみてください!◆
自分で納得して決めたい人におすすめ!!
SOLAミルって何?
カッコつけてますが、太陽光発電シミュレーションシートです。笑
自宅の載せる太陽光の容量や地域、電気料金プランなどを入力することで、おおよその年間発電量やコストメリット(自家消費+売電)がわかるようになっています。
ぜひぜひご活用くださいね!
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※ダウンロードしたスプレッドシートではグラフの第2軸が表示されていないため、お見せしているグラフとは異なります。
以下のように、第2軸を表示させてご活用ください。
実際のシートはこんな感じです。
入力するところをシンプルに。
かつどういった結果になるのか見やすいようにと意識してみました。
またこのシートは、「入力エリア」「計算エリア」「結果エリア」に分かれています。
薄いオレンジの枠内を入力していただければ、シミュレーション結果がでます。(入力する内容は入力エリアだけでOKです!)
それでは使い方について詳しく見ていきます。
各項目の説明
SOLAミルシートの「入力」「計算」「結果」を詳しく見ていきます。
<入力シート>
まずは入力シートに、必要な条件を入力していきます。
薄いオレンジの枠内を入力していただければ、シミュレーション結果がでます。
「地域」:プルダウンにしているので該当する地域を選んでください。そうすると自動で「発電量」が入力されます。
※こちらの発電量は、日射量データベース(NEDO)を参照にしており、各都道府県の「県庁所在地」の年間日射量から算出した予測発電量を引っ張ってくるようにしています。(算出式については、Excel内の計算式をご参照ください。)
※県庁所在地とご自宅の場所が離れていたりすると、結果は異なってくるケースがあるのでご了承ください。(場所によって日射量が大きく異なってきます)
「売電価格」:FIT中の売電価格を入力します。
参考:2022年度中に申請を上げれる方は17円/kWhとなります。
※シミュレーションとは別の話になりますが、年度内といっても2023年1月がエネルギー庁の〆切なので、電力会社は年内とかが現実的かもです。電力会社によって〆切のタイミングが異なるので、必ず確認してください。
「電力プラン」:各家庭で契約する電気プランの料金を入力します。
※電気料金の横には、時間帯別料金の割合を入力します。私のプランの例を記載しているので参考にしてください。
「売電比率」「自家消費比率」:発電した電力のうち、どれだけ売電して、どれだけ自家消費するつもりなのか?
自家消費は20%程度が基本でしょうか?
そうすると年間のコストメリットが算出されます。
1年間で太陽光発電による利益がこれだけ想定されます、ということです。
(※ここは入力不要です※)
最後にその他の条件です。
「パネルの劣化」:厳しめのシミュレーションなので1%としました。
「電気代の値上がり」:年3%のようなので、この値を入れています。
「卒FIT後の売電価格」:FIT後の売電価格を入力します。仮の数字を入れています。
「損失」:太陽光発電でどうしても生じる発電ロスです。入力すると、右上の年間発電量(kWh/kw)に反映されます。
「変換効率」:各メーカーのものを入力してください。
「蓄電池費用」:設置される方は入力してください。
<結果エリア>
それでは次に結果エリアです。
こちらでは2つのパターンの結果が見れます。
エリア①(左):蓄電池なし
エリア②(右):蓄電池あり
「ペイできる年数」:例えば10年使えば元が取れる、つまり投資した費用が回収できるという意味で使っています。(少数以下を求めるのはやめました。何年かわかればいいかと思ったので…笑)
コストメリット(自家消費+売電)が算出されます。10年間または30年間の総利益が見れます。SOLAミルでは、FIT期間の10年と、なんとなくですが30年に設定しました。
下のグラフは、「自家消費(単年)」「売電(単年)」「累計コストメリット」を表示します。赤で示した累計が 0 以上となれば、初期費用がペイできた、ということです。
蓄電池ありの場合は、蓄電池価格と導入タイミングを入力します。蓄電池の価格も併せたコストメリットを出すことができます。
「設置タイミング」:プルダウンになっています。
0~25年まで5年おきに好きなタイミングでの設置が検討できます。
※メンテナンスコストは今回は計上していません。あくまで、当初に計算した発電量が、当初に想定したように効率が落ちていった場合としました。
<計算エリア>
最後に計算エリアです。こちらは特に入力するものはありません。
自家消費によるコスト抑制額、売電額(30年間)が算出されます。
自家消費の単価は、「昼間の電気代と朝夕の電気代との平均」としています。
これは、年間の発電時間がおよそ12時間/日として、6時間ずつという乱暴な計算になっています。
また蓄電池ありの計算ですが、「自家消費率100%」+「コストメリットは電力料金の加重平均」としています。
その他に気になる点があればご連絡ください。
どんな風にデータが出るのか?
では実際に私のデータを入力してみます。
太陽光5.32kWを132万円で設置すると…。
年間 約13.2万円のコストメリット!
(月に約1.1万円、10年間で129万円、30年で326万円のコストメリット!)
初期費用は約11年で支払い終えることになりました。
ほうほう、これなら載せる価値は十分にありそうですね!^^
精度ってどうなの?
ただ自作したシミュレーションなので、精度が気になるところです。そこでWEBシミュレーションと、2022年6月の発電量の実測値と比較してみます。
WEBシミュレーション(京セラHP)
今回は京セラHPのシミュレーションを行いました。
シミュレーション条件は以下の通りです。
<計算条件>
<その他補正など>
シミュレーション結果がこちら。
年間発電量が5,448 kWh、124,297円のコストメリットとの結果でした。
毎月約10,000円のメリットが得られるという計算です。
SOLAミルとは月当たり1,000円ほどの誤差となったので、ある程度の精度は担保されているのでは、と勝手に思っています。笑
※参考:日射量データベース(NEDO)
上記のシミュレーションは「NEDO」という機関が出している日射量データベースを参照しているようでした。
気になる方はこちらからダウンロードしていろいろいじってみるのもいいかもしれません…。
実測値との比較
続いて2022年6月の実測データを載せておきます。
- コストメリット:10,491円
- 発電量:510 kWh
- 買電量:229 kWh
- 自家消費量:167kWh(自家消費率 42.2%)
- 売電量:343 kWh(6,483円)
こちらもシミュレーションから10%程度のズレになりました。
こうしてみても、ある程度信頼できる数字が出てくるように思います。
お願い
こちらは自由に活用していただいて結構です!
もし使ってみたよー、という人がいれば、ぜひ使い勝手などご連絡いただけると嬉しいです!^^
またTwitterなどに投稿する場合は、「#SOLAミル」のハッシュタグをつけていただけると喜びます!
まとめ
それでは今回の記事をまとめます!
以上です。
ちなみにクイズの答えは…!
A. SOLAミルの計算上では約326万円!
でした~!
こんな記事も書いています、よろしければどうぞ。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
◆皆さんが素敵なおうちを建てられますように...◆